はるにゃーママ時々ナース 新生児重症仮死〜眠ったままの天使〜

待ちに待った、出産。しかし、出産時に早期胎盤剥離を起こし、35分間の心肺停止状態で蘇生されたわが子と現役ナースのママとの現在も続く、日々の記録です。

大バカ母ちゃん

私は、はるにゃ〜を産んだあの日・・・

脳死レベルであるわが子を見たあの日から、

今まで、自分が生きてきた中で最悪の時間を過ごしてきた気がしていた。

大失恋をしたときよりもどんなに苦しいと思ったことよりも比べものにならない。

悲しみ・・・怒り・・・

そんなに楽な人生を歩んできたつもりもなかったけど、ここ数年は幸せでいっぱいだった。

家も建てた。はるにゃ〜もできた。家族が増える。仕事も楽しい。

一転・・・

ドン底に突き落とされた。死んでしまいたい。消えてなくなりたい。

そう思っていたけど、究極のドン底をまだ経験していないのかも知れない。

こんな状況で「生きている」と思えというほうが、今までの私の価値観じょう、無理なことだった。

これは、どう考えても「生かされている」そう思っていた。本人が生きたいと望んでいるのか、

そうでないのかなんて、私にも医者にも誰にもわかるはずがない。


脳死レベルの場合、今まで、私が看てきた患者さんたちの多くはこんなに長期にもたない。

子供には奇跡があるというが、奇跡というより、それは、医学上、大人とは違う、

成長ホルモンの関係だったり、実際、栄養と感染さえふせげたら、

長期に生きられる。という現実的な考えがいつも、いつも、私を苦しめた。

この子は、いろんな意味で現代医療の被害者だ。そう感じた。

緊急に対して限界のある個人病院の産科での急変。

そして、高度医療がもたらした救われた命。

いつぞやも書いたが、「脳死と植物状態」とはわけが違う。

その時々で感染症を防いでやったところで遅かれ早かれ必ずくるのだ。

わかっている。最期の結末には何が待ち構えているのか。

どんなふうになってしまうのかもわかっている。だから、旦那にも冷静に伝える。

浣腸しても便が出ないと、「便が出ないと死んじゃうよ〜」なんて言うパパに、

「最期は、出ないんじゃなくて、とめどなく出るんだよ。その代わり、おしっこは全くでないけどね。」

とか・・・冷静に言葉を放つ、私がいるのだ。

だから、私は、「延命」というラインを「入院治療」と決めた。

だから、入院は2度としない。今もその気持ちはかわっていない。

はるにゃ〜が生きている。と言われても生きていると感じることができなかった。

私のなかでは、10月1日に生まれ、その日に死んでしまった・・

そう思っていたから。元気なあの子はもういない。元気なあの子を知っているのは、

私だけだから。  そう思っていたから、泣いて笑っていた子供が目の前からいなくなること。

はるにゃ〜の笑顔も泣き顔も見ていない私は、わかるような気になっていた。

そのあとも、ここでお友達になった子供たち。

何人か、天使になってはるにゃ〜を見守ってくれている。

そのたびに、私は、ここに今いること。

言葉もないけど、目もだんだん、ひどくなって、つらいけど、それでも、あたたかい。

呼吸器が助けてくれてるだけだけど、ほんとに、呼吸してるみたいに

胸が上下するのを見ることができること。

髪を手を触ることができること。それがいかに大事なことなのか、

天使ママからのコメントではっとする。  

いつかは、必ず仲間に入れてもらわないといけない予備軍だけど、

それでも、本当に実際の気持ちなんて、まだ私にはわからない。

この子を灰にしなきゃいけないんだ。目の前であの火葬場のスイッチを誰かが押す。

自分の子供を燃やすなんて誰にそんな悲しみがわかるというのだろう・・・

わが子の遺骨をひろうなんて、経験してない人には、絶対にわかるはずがない。

一緒にいれる時間が長くなれば長くなるほど、それがくることは吐き気がする。

身近に、陸くんの死が突然のようにやってきた。

ママとは一緒に頑張ってきたのに、それは突然やってきて、突然、私たちの目の前から

消えてしまった・・

それから、何度も家に行ったが、陸くんの姿はない。増えていくのは、写真だけ。

陸くんは、小さな小さな箱に入ってしまった。意味がわからなかった。

今でも理解できていない。

だから、私は、わかったようなつもりでも、まだわかってないのだ。

このまま時間が過ぎても、この子は目を開けるわけでもない。泣くわけでもない。

もちろん、学校に行けるわけでも、通園に通えるわけでもない。

待っているのは、限界・・その時だけなのだ。

だから、その時がくるまでに、たくさん、私の愛をみんなの愛を感じてほしいと思っている。

冷静なふりして冷静じゃないのは私なんだ。

現実的なことばかり言うけど、1番怖いのは実は私なんだ。

きっと、1番焦るのは私なんだ。離れることが1番怖いんだ。

目を開け、笑うあなたが見たかった。泣いてほしかった。おっぱいを吸ってほしかった。

10年ぶりの子育てを少し、だるいな〜と感じた私。最悪だ。

映画やプールに40代で行くなんてありえないだなんてそんなばかげた話題で楽しんでいた私。

最悪だ・・

できなかったから、後悔する。人間は愚かな生き物だ。



細胞でいっぱいいっぱい感じとってほしい。

かわいい服もたくさん着て、できることはなんでもチャレンジしたいよね。

空のお友達たち。はるにゃ〜を見ていてね。ママが間違っていたら教えてね。


世間は楽しい連休なのに、暗いネタですいません。

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はるにゃ〜元気で眠ってます。

今日は女の子チックな衣装でパパはウハウハ
してました。  ブルマーみたいでかわいいよ。


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「僕は生きてるよ。」

何度も聞かないと忘れちゃうんだ〜

ママは大バカ者。だからね。




夏の香り7月の日記 | コメント:14 | トラックバック:0 |
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